デモ申請を拒否?!

本日、五条警察署にデモ申請に行きました。
参加者はA、私、B、の三人でした。
三時頃五条警察署へ。
受付でデモ申請に来た旨伝えると、警備課長、以下二名が対応に出てきました。
まずは911のデモ申請から。まず下書きをさせられて待たされました。
交通課の人間を連れてきて、道幅のこと、一車線であること、一方通行であること、コミュニティー道路であることを告げられ、車の通行が「全面ストップ」になるのでデモコースを変えさせようとしました。それに対し、こちらとして、「抜け道がある」「木屋町で仕事帰りの呑み客にアピールしたい」などの意見で反論し、すったもんだのあげく、三時間半後にやっと、正式な申請書に出してきました。
その間、こちらとしては早く申請書を渡すように一貫して要求をしていました。やり取りしたことは、「木屋町を通りたい理由はなにか」「右折ばかりのコースだから、河原町を下がって、川端を上がるコースはどうか」「何時でもいいので明日また来てもらえないか、検討してきてくれないか」ときかれ、こちらは「木屋町の人達にアピールしたい」「木屋町河原町を通りたい」等答えました。熱心にメモを取っていました。許可を判断する材料にするそうです。
府警本部とおぼしきところに計五回位、電話で確認されながらやり取りは進みました。一回につき十分以上待たされました。
最後にしつこく十何回も「今日じゃないとだめか」ときかれ、断り続けて、申請書を出させました。

911申請が終わった後、もう一つ申請したいと切り出しました(10・8)。
別の日にしてほしそうでしたが、今日申請するつもりだと伝えて、日時、コース、申請者、を伝えたところ、警備課長に「商店街はあかん」などと言われ、1ヵ月以上前は道路状況の変化を理由に「困る」とか、「歩道(アーケード)を歩く必要性など検討してからまた来てくれ」「二週間前くらいにしろ」「こちらも検討するから」「リヤカーがでるのかわからないのでは判断が出来ない」などとあしらわれたが、こちらは今申請することを主張しつづけました。しびれをきらしたように席を立ち、一方的に相手はエレベーターに乗ってしまいました。テープレコーダー片手にかなり粘りましたが、無視されて、申請を拒否されました。「申請を断るのか」と問うたら「断るのではない、もう一度検討をお願いするのだ」などと言い訳され、やはり拒否はまずいとの認識はあるみたいです。しかしどこからどう見ても、五条警察署は申請を拒否しています。
受付の人に、再び「デモ申請がしたい。警備課を呼んでください」と申し込みましたが、最初は取り合ってくれなかったが、テープレコーダーや携帯のカメラ片手に申し出をし、電話はかけてくれました。「会いたくないそうです。話しは終わったそうです」とのこと…。

今回の対応は正当な申請を水際で阻止するという、全くの不当な対応であり、申請を受理しなければならない立場の人間の恣意的な業務放棄になると思います。制度上、受理した申請を許可するかどうかは公安委員会の役割であり、末端の警官が申請すら受け付けないというのでは、私たちはどうすればいいというのでしょうか。頭にきます!

法的な反撃も視野に入れて今後の対応策を考えていきたいと思います。10・8のデモ申請は再び出向くつもりです。注目をお願いします。

ピーポ君

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警察関係で印象に残ったニュース(成瀬)
「<警官暴行>拳銃形ライター所持の高2男子を殴る 横浜」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000033-mai-soci
「平手打ち警官に支持多数」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000121-jij-soci
「「注意でなく因縁つけ」高校生殴打、神奈川県警が追加会見」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000012-yom-soci

(非番の)警官が高校生を殴ったことに対して支持の声が2千件ほど寄せられているという。そんなに男子高校生が殴りたいのだろうか。ほとんどの人は支持していないと思うが、2000件とは結構多い。「数」はこうして表面化できる点で重要だ。別段組織的動員があったわけではなく、有志によるものであると思われるだけに恐怖を感じさせる。
一切の必要な手続きを無視し、「正義」の名の下に行使される単なる暴力を支持する<力>は日常のさまざまな場面でこれからも表出してくるだろう。
ところで、この事件の続報を読む限りでは、最初の毎日新聞の報道はミスリードというレベルを超えた、誤報といえるのではないだろうか。「高校生は駅員らに注意を受けて素直に従っていた。巡査長はいきなり高校生の髪の毛をつかんで殴った」(読売)という後の警察発表と、最初の報道である毎日新聞の「男子生徒が回転式拳銃の形をしたライター(全長36センチ)を乗客に向けていたため、鶴ケ峰駅で下車後に「いたずらしてはだめだ」と注意したところ口論になった。」という報道では記述されている事件が同一とは思えないほどの開きがある。いったいどこにどう取材をしたら、この毎日のような記事になるのか。この記者は己の署名記事である以上、反論するなり謝罪するなり、責任をとるべきではないだろうか。