何がめでたい昭和の日 成瀬


つい先ほど、反戦生活の「昭和の日」反対行動を終え,ついでに部落解放センターまで足を伸ばして「天皇制の戦争責任を問い続ける4.29京都集会」に参加してきた。写真は、三条河川敷での様子。こんな幕を拡げて、トラメガでアピールなどをして、三条大橋でビラをまいていたわけです(アピール内容に関しては、4月26日の投稿参照。ほかにも女性国際戦犯法廷におけるヒロヒト有罪判決の意義に関するアピールや、派遣労働の日常を詠ったアピールなどがありました)。
京都はめちゃくちゃ天気が良い日で人でも多かった。有給休暇をとれる社会に、という部分はビビッドな反応が見られる。ビラをまいているときの、「昭和の日反対!?俺昭和生まれじゃないもんねー、へへっ」というコメントが面白かった。そうか・・・・。
天皇制関係だと、街角での議論になるかな?と思ったけどそうでもない。そもそも昭和の日、というのがほとんど浸透していないのである。天皇制をめぐるイデオロギー闘争は、自衛隊の海外派兵と日米軍一体化過程の中で、重要な問題であるのだが、信じられないくらい「平和」な昼下がりだったのだ。
イラクでは途方もない規模の「テロ」と米軍への攻撃はさらに激化し、アフガニスタンでもタリバン勢力の巻き返しがはじまり、それはパキスタン国境まで飛び火しているという(EUからのアフガンへの文民警察官派遣要請があったそうだが、自衛隊より多分危険だろうなぁ)。そうした状況の中、人々の内側から巻き起こるエネルギーを総動員することなく、侵略戦争へ加担・遂行する日本/資本主義とは、なんとまぁ恐ろしいものだ、と思った。
と、脱力系のコメントを書いた後であれだが、許せないことが一つ。それは、4月25日の警視庁による留学同と朝鮮問題研究所への強制捜索である。この過程で、一人の在日朝鮮人が「公務執行妨害」で逮捕された。あまりにもひどすぎる。