こんどやる学習会「反テロ戦争と世界」について

学習会テーマ「対テロ戦争と世界」って話でかすぎ、、、、
どういう内容がいいんかな。実験的にそういう相談にブログを使ってみようかと思います。
(素案)

はじめに,「対テロ戦争(War on Terror)」という用語について

このいうなれば戦争をしかける側の用語を考えるときには、まず国際法における「戦争の放棄」とかをきっちり共有しておく必要があると思います。
宣戦布告を伴う国家間の政治の延長としての「戦争」や「復仇」はやっちゃだめだよ、ということになってる。こうした縛りの上に現在の国際関係は基本的に成り立っている。その上で行われている今の戦争、ってなんだろう、ということ。短めに。リード:国連憲章2条4項「すべての加盟国は、その国際関係において、武力よる威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」

1,「対テロ戦争」の具体的展開

アフガニスタンへの空爆にはじまり「悪の枢軸」「不安定の弧」と新たな用語を生み出しながら継続する「対テロ戦争」に数多くの国家が参加している。日本もまたその例外ではない。この数年間、日本は自衛隊の派兵を可能にする条件整備のために大きな展開を経た ・日本における対テロ戦線参加にむけてのこの間の法整備→有事法制(これだけでむちゃくちゃ大変)  参考:軍事演習の変化、米軍の「トランスフォーメーション」(しかしアメリカのサイトhttp://www.defenselink.mil/transformation/を見ていると、ほんまにこれ国家が管理運営しているサイトなんか?っちゅー気がします。いや、デザインが。ラムズフェルドの掲げる六大目標のうちの一つは宇宙。うーんさらに話がでかくなる)

2,戦時下の社会変容

宣戦布告を伴わない、つまり形式的にははじまりも終わりのない戦争を遂行する社会においては、かつて「戦時体制」と呼ばれたような管理・動員の力学が機能する。ただしその理屈はかつては「決戦」状況あるいは「非常時」だったのだけど、今はむしろ「日常」を守るためという理屈が前面に来ているんではないか。
・ビラまき逮捕、ID、入国管理 ・警察の変化と「地域」動員<国民ほご法>
・教育改革 
しかし、なんで四条通りに新宿歌舞伎町以上の監視カメラが必要なのか、、、、
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050401/20050401a4780.html

おわりに.

やっぱし、こういう話をしたら夢も希望もなくなっていく一方なので、もう一個、反戦反グローバリゼーションの多様な展開とその威力みたいな感じの学習会をやった方がいいと思う。主眼としてはアメリカを中心とした国際政治における「戦争」をキーワードとした変化が、現在の社会の移り変わりと部分的に密接に結びついているということを確認するということ、でしょうか。経済グローバリゼーションの諸問題(WTO体制)にほとんど言及できない気がします。(世界の全体的な経済成長と同時進行する国家間格差の拡大、またそうした統計の基本的単位である国家の内部における格差の拡大という問題とか触れたいんだけどな、、、、)イラクの状況の具体的な展開、沖縄辺野古米軍基地建設、、、

成瀬