場所 三条河川敷 (京阪三条駅徒歩1分)

主催 反戦と生活のための表現解放行動
<スローガン>
★派兵延長反対!
防衛庁格上げを許すな!
★戦争やめろ!
<演題> 
防衛庁の省格上げ批判 
イラク情勢
他、各団体によるアピール および おでん有
<呼びかけ>
 日本政府は防衛庁防衛省へと格上げし、これまで「専守防衛」を原則としてきた自衛隊の本来任務を「海外派兵」へと完全に切り替えようとしている。現在の米軍は、先制攻撃を掲げ世界中でその再編をすすめているが、この間の海外派兵や軍事・レスキュー演習でなされた情報共有や共同行動を通じて、米軍と自衛隊の一体化はいよいよ進められている。海外派兵を目的とすることは、それがどれだけ「国際貢献」という美名で飾られようとも、いまや踏み込んでしまっている侵略戦争への道を進んでゆくことである。
 他方、国内政治のレベルでは、この省への格上げは内閣に防衛大臣を設置するという重大な変化を伴う。独自の大臣を持つことで、自衛隊の発言力と機動力は大幅に増すことになる。「災害復興」などの活動で見えにくいが、ミサイル防衛(MD)システムの配備、イージス艦の建造などを通じて、自衛隊はいま飛躍的に軍事力を増している。またそのことは、三菱重工をはじめとした軍需産業へ、多額の公金が投入されることを意味する。肥大化する軍事費は、私たちの生活を確実に圧迫している。いまだにwinnyでの機密漏洩を繰り返しているような防衛庁に省になる資格はない。

 9・11以後の「対テロ戦争」の拡大と進行のなかで、自衛隊アフガニスタンイラクへ本格的に侵略軍・占領軍として派兵された。陸上自衛隊は撤退したが、海上航空自衛隊はまだ撤退をしていない。米軍への「後方支援」の名のもとに、自衛隊が運んでいる武器は今もイラクの人々を殺害するのに使われている。自衛隊派兵は、表向きには「復興支援」と言われているが、実際にはミサイルを落とすのを助け、そこに暮らす人々の生活や社会を破壊してきた。海外派兵の延長は、戦争へのさらなる加担に他ならない。

 今なお日本が戦争をおこなっていることを、あらためて確認しよう。そして、このなしくずしの派兵国家化・戦争国家化に抗議の声をあげよう。
 戦争をやめろ!戦争へと連なる海外派兵と、防衛省への格上げに反対しよう。戦争を止めるのは、今だ!