京都タウンミーティング訴訟開始!

成瀬です。2006年12月末のエントリに、忘れない京都のタウンミーティング、というような題で、京都で行われた文化力タウンミーティングにおいておこなわれた言論排除についてとりあげましたが、その当該である蒔田さんらがついに1月22日に京都地裁に提訴されたので、本人からのメッセージを投稿します。ほんまやったらミーティングの場所と時間が書いてあったのですが、もう過ぎてしまったので、その呼びかけの文章を添付します。また、本人から許可があればミーティングも告知したいし、もちろん公判予定に関してはこの場でどしどし案内していくつもりです。
このタウンミーティングで特定人物を狙って抽選を操作して排除したということ。たとえば、このブログをよんではる人らでデモをつくったことある人っていると思うんで、デモを例えにだしたいんですが、デモは現在のところ届出制ですよね。届け出をして、都道府県公安委員会が審査して、届け出を(許可条件付きで!)受理するという形式です。そこで、実際にはまったく何の障害もないにも関わらず、特定団体のデモンストレーションを意図的に行わせないような操作がなされていたとしたら・・・・?この訴訟が問うているのはそういうことやと思います。ぜひぜひみなさん、圧倒的な注目を!

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全国各地で行われた内閣府タウンミーティング不正の決定版が京都でし た。特定の人物(私です)とそれに「関係ある人物」1名を排除するた めに不正抽選で他の応募者も落選させたり、子どもたちを動員して「お 気に入り発言」(やらせですね)させたり、費用の不正支出など、よくぞまあというひどいことが行われていたことが、参議院特別委員会で教 育基本法「改正」案が強行採決10分前に問題になっていました。
私自身にかかわることが国会で問題になっていることも、たまたま京都から傍聴に行っている仲間が教えてくれなかったら、気がつかなかったかもしれません。こわいですね〜。
その名も「文化力親子タウンミーティング」、不正のすべてをそろえた京都の文化力。でも、一昨年知人がみんな抽選に落ちて、「変だ、ヤラセだ」と言いながら、そのくらいのことはやるかもと受け流した私自身の「不正に馴らされた習性」がもっと怖いかもしれません。

 22日に原告4人で国家賠償裁判を提訴しました。「他のイベントで プラカードを掲げ会場で大声を出し、警察まで動員して退場させた」(大声以外は嘘ですね)蒔田と「関係ある者」(都合の悪い人の家族も危険人物?あるいは日本人でないから?)それに不正抽選の被害で落選した枚方の松田さんと、 単に落選した(とされている)松本さんです。「不正抽選」のバリエー ションが出そろって、少しずつちがった角度から訴えています。

共通しているのは、やはり「お上と異なる意見の者を場から排除する」 ために不正が平然と行われていたこと、親子参加だったので排除されのはそれぞれの子どもも一緒でした。さらに不正の巻き添え
落選した見知らぬ何十人かの子どもたちがいます。「子どもたちは見ている」は田島征三さんが作ってくれた「教育基本法の改悪をとめよう」のポスターでした。教育基本法が改悪され、共謀罪法案や改憲手続き法案に突き進もうとする流れの中でおこったことで、「ダサい」と置き忘れたまま朽ち果てようとする「民主主義」をほんとうに投げ捨てるのか、問われる出来事だと思います。私自身は家族のことや個人情報をどんなふうに身辺調査し、やりとりしたか、その事実を知りたいと思います。

さらに動員されたり、やらせ発言をさせられたのも子どもたち。河合隼雄さんや文科大臣を前に子どもたちに踊りや出し物をさせ、お気に入り発言まで演出したタウンミーティングは、ビデオで見るとまるで接待。
「日本に京都があってよかった」なんて彼らに言わせない!京都市はサミット誘致で必死ですが、やっぱり子どもに接待させるつもりでしょうか。小中学校にはすでに垂れ幕がかかっていますが、学校がサミット誘致の看板を上げることを変だと思いませんか?

年末から京都市教委に何度も 電話したり、話し合いを求めてやり取りしてきました。「事実を明らかにしない、文書回答はしない、謝罪もしない」だけでなく、話し合いそのものを拒否する市教委は、若い係長が対応するだけで男性職員を並べて威嚇したり「子どもの安全」を脅かす「特定の団体とその関係者」という嘘の個人攻撃をマスコミに流したり、行くたびに事実をコロコロ変えたり、担当者個人がやったこと(ひどいよね!)とテレビカメラに向かって言ったり。話し合いを求めて3時間も寒い廊下で押し問答もしましたが、市教委に行くたびに数日間機嫌が悪くなり、2次被害を広めてみんなに迷惑をかけたので提訴でほっとしています。

 事実があきらかにされ、謝罪すれば繰り返さないかもしれません。でも市教委は、不正の全ては内閣の責任で排除の実務をやったことを全く悪いとは考えないそうです。さすが教育再生会議委員の門川教育長率いる京都市教委、気に入らない態度をとったら「出席停止」にして当然ということなのでしょう。
タウンミーティングが行われたときの内閣官房長官安倍晋三、事務所経費を飲み食いに横領していた伊吹文科大臣も京都です。この町で「大声」を上げるとやりがいがあります。裁判を楽しみながら、不正
やりたい放題の京都で「大きな声」をみんなと工夫しながら上げていきたいと思います。

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007012200161&genre=D1&area=K10

毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070123ddlk26040595000c.html