京都でデモる

成瀬です。
国会でもいよいよ「議論」が始まっていますが、あらためてデモにいく意義を回顧から。
先の投稿やビラでも書いたように、国会では政府はほとんど居直り路線を決め込んでいるようだけど、野党各党はとことん追求するべきだ。そしてそうした野党がひけないような状況は僕たち一人一人が声をあげることからつくりだされる可能性がある。
知っている人も多いかも知れないが、京都は以前民主党の代表にもなったことのある前原誠司の地元だ。ガセメールという珍事で辞任した印象が強いが、こやつと現防衛相石破は有事法制制定過程でかなりやばい議論をしていた。
2003年3月27日、第156国会 衆議院安全保障委員会(第三回)のことである。
二人は<敵基地攻撃論>を合唱したのだ。

まずそこで前原は

(前略)しかしながら、よくこの国会でも議論されるように、まさに専守防衛の中に、あるいは誘導弾等の攻撃に対しては座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨じゃない。その基地を攻撃することは、やられたらやり返すということ、あるいは、まさにやられそうになったとき、この間防衛庁長官がミサイルの屹立という非常に難しい言葉で、初めてあんな字を書くのかというのは勉強しましたけれども、そういうようなときには、相手の基地をたたくことは憲法上認められている、しかしそれは今のところ日本にはない、アメリカに任せていると。それでいいのかという議論は当然あると思うんですね。

と述べている。これ自体が驚異的な憲法解釈であるが、それに対し、一度のやりとりをはさんで、石破は

(敵基地攻撃論に関して)私は検討するに値することだと思っています、正直申し上げて。

と返しているのである(以上引用部分は衆議院ウェブサイト「会議録」より)。質問冒頭から自衛隊のあり方をめぐる問題に関して「問題意識は、委員と私、全く一緒です。」などと石破は述べている。まるで与党と政府の間の答弁であり、こうしていわゆる「専守防衛」論の一角が崩されていっている。このような議論をしていた前原は京都では超強い。支持者がいっぱいいると言うことだ。黙ってないぞと存在を示そう。そしてどんどん街頭で議論をできるようになりたい。
またデモまでに特措法関係でできれば投稿したい。みんな一緒にデモで歩こう!