第6次イラク派兵反対『反戦茶会』Antiwar Tea Party


  • ○日時:5/4Wed.(national holiday)12:00〜17:00(小雨決行)
  • ○場所:三条河川敷


 イラク戦争が始まってはや2年が過ぎた。
昨年の6月、小泉首相は日米首脳会談の場で、 自衛隊多国籍軍への参加を国会の承認を待たずに約束してしまった。それ以来日本 は自衛隊イラクに派遣し続けており、イラク自衛隊を派遣するということが何を意味しているのか、アメリカのイラク攻撃の意味とは何か、自衛隊は現地で何をやっているのか、満足な情報もなく、議論もなされないままに、日本は今回、6度目の自衛隊派遣を行おうとしている。今回の派兵は、京都大久保・桂・福知山基地からも、 第五次派兵を上回る規模となる。

 パウエル前国務長官はドイツのジャーナリストに対し、ブッシュ大統領が最初から戦争をするつもりでいたこと、各国へ戦争協力を求めた際に「あまりに大声で叫び過ぎた」ことを認めている。イラク開戦時、イラク大量破壊兵器があるというCIAの分析を、アメリカの独立調査委員会も「完全な誤り」と断定した。いまやアメリカの内部からもイラク侵略の誤りを認める声が挙がっている。無批判に自衛隊派兵を行った小泉首相はいったいどんな顔をしてさらなる派兵継続を決定し続けるのだろうか。

 沖縄の辺野古では、米軍に提供するための最新鋭の海上基地を作るために、国・防衛施設局は反対する住民・支援の人びとにたいして物理的な暴力すらふるいながら、作業をすすめようとしている。これを止めているのは住民を中心とした非暴力直接行動による基地建設阻止運動だ。一方で在日米軍再編の協議を続けながら具体的な基地問題地位協定の問題には踏み込まずに、別の一方でサンゴを破壊しながら基地建設を進める日本政府。しかしこれは沖縄だけの問題ではない。ただの観光客でいないため、いま、京都から沖縄に基地を、その被害を押しつけない、反戦・反基地の声を上げていく必要がある。

 いまや日本の軍事化は国民の日常生活にまで及ぼうとしている。2004年6月に可決された国民保護法は戦争協力を国民に強制する力を持った、事実上の戒厳令である。そればかりか戦時に備えて訓練を行ったり、思想統制を行うなど、日常生活の中に戦争を内在化させてゆく極めて危険な内容を含んでいる。この法律も、賛同した国会議員のほとんどが法案の全文を読んでいないという状況のなか可決されたのだ。

 いままた自衛隊が、地元・京都から派兵される。いったいこれらの問題についてどれだけの知識が共有され、議論がなされたというのか。無知と無関心の陰で静かに重大な話が進められ、気が付けばとんでもない法律が施行される。もっと話し合い考えなくてはいけない。イラクのこと。自衛隊のこと。「反テロ」戦争のこと。米軍基地のこと。国民保護法のこと。自分たちの運動のこと。まだ足りない。話がしたい。仲間うちだけで話すんじゃなくて、まだ出会わないたくさんの人たちとも、お茶でも飲みながら、のんびり、激しく、だらだらと、きびきびと、話をしたい。

  • どうぞ反戦茶会におこしやす。

公式ウェブサイト:
http://antigovernment.hp.infoseek.co.jp/index.html