東京、市ヶ谷ー早稲田(成瀬)

(メモ)
さて、ほんとはもう京都に帰ってきているのだけど、いちおうメモ日記。バイトの都合がなければ茨城にもいきたかったんだけどなぁ。
今回の東京行きの本当の用事は午後からなので、午前中の空き時間を利用して靖国神社へ。先日は生まれて始めて訪れた神田神保町で「朝日グラフ』「昭和天皇崩御」「皇太子ご成婚」特集を買い込んで翌日の行動がこれなので外面的には殆ど右翼青年である。
訪れた靖国神社では、すっかり忘れていたが春季例大祭の時期であった。写真をとっていると一人の老人に話しかけられる。「若い人、きいておくれ」と始まるその話は学徒兵として参戦した老人の物語であった。
時間がないので、最後まで話を丁寧に聞くことが出来なかったが、ほんの少しだけ話をしながら一緒に歩いた。私は原則的に、実際に戦争に参加した人の話はイデオロギー的立場を問わず真摯に聞くことにしている。いろいろと話を聞いた後、「靖国神社はかつての戦争を賛美しています。僕自身祖父が戦死して合祀されていますが、とても複雑で、参拝する気にはなれません。あなたはかつての戦争についてどう考えていますか?」と聞くと、「自分自身キリスト教徒であり、戦争が誤りだというのは理解しているつもりだ。だけれども、友人との約束があるから、私は(靖国に)こなくてはいけない」。靖国解体の必要性は、今なお様々なかたちで持続されている<痛み>の収奪にある。批判も肯定も、痛覚無き主張には、いかなる可能性も見出すことはできないのだ。遊就館にいき、クリーンに整えられた館内を一瞥し、公式ガイドブックを購入し、靖国をあとにした。先ほどの老人はまた別の誰かに語りかけていた。
ーさて、本来の用事をすませてー
今日は早稲田大学文学部正門前の「あかね」を訪れた。到着22時ごろ。入った瞬間に感じるどんよりとした空気に安堵を得た。もう、さっそく靴をぬいで長椅子のうえにごろ寝してしまう勢いである(実際には食事(あげたま丼おいしかった)を頂いたあと、松ノ湯にいって「まんが道」でみていたような巨大タイル絵に感動などのプロセスがあったのであるが)。あんまし早稲田の学生は来ないらしい。もったいないなぁ。一緒にバーバパパのDVDを見て、バーバパパ発生の起源を知ることができ、有益であった。酒を飲んでいるうちに、そのまま寝ていたようで気が付いたら朝だった。体は痛かったが、ずいぶん落ち着いた時間が過ごせた。寝起きの、うとうとしていた時間に耳に響いてきたマスターによる詩の朗読が良かった。
京都だと、こんな感じの店を考えたときに、わりと昔からある店とかがあるからなのか、若めの世代がやっている店って思いつかない。店っていうのも面白いなー