立命館の非常勤講師抗議のハンストに参加

ハンストカフェの写真

立命館大学で雇い止めを通告されている、遠藤礼子さんの抗議のハンストに連帯の訪問に行ってきました。何故かハンストをしている本人の隣でカフェをやって、ハンストを聞きつけて訪問してきた人同士で交流が生まれました。自分も久しぶりの人にかなり会えて話ができ、遠藤さんのハンストの恩恵をうけました。遠藤さんにも立命館大学とか企業が一番労基署を活用しているから、もっと働いている人が利用するべきだと、やる気のない労基署の有効利用(抗議?)の方法を教えられました。
みんな本当に水ばっかり差し入れするので、500mlペットボトルがたくさんになっているのにおもわず笑えました。いつもの立命館大学ならすぐに、職員が妨害してくるのですが、今回は特に写真をとりに来たりもぜず。一方で学生へのビラ刷けはいつもよりかなりよく、途中でカフェに立ち寄る人もちらほらいて、立命館大学ざまーみろという感じでした。
今回の抗議の原因も大学という場の多くが不安定な雇用形態の教職員で占められ、低賃金かつ都合よく使い捨てを行われているため。立命館大学も非正規雇用を全体の半分ぐらいに増やしていて毎年多くの人が雇い止めされているらしいです。*この面でも大学改革のトップランナー。大学が新自由主義の最前線となっている現状をどう変え、違う論理の空間にしていくか、大学に関わっている人たちの大きな課題である。
なおこのハンストは7月20日(金)まで毎日10:00〜17:00まで立命館大学衣笠キャンパス西側広場でやっています。

サパタ

京都新聞記事http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007071700186&genre=G1&area=K10
ゼネラルユニオン立命支部 http://www.generalunion.org/rits/hnst.cgi
ハンストカフェ掲示http://gurits.exblog.jp/5863083
   
*ゼネラルユニオン立命支部ホームページより
学校法人立命館には,期限のない「正規」「終身雇用」の教員と職員は,あわせて約2000人いる.一方,非正規の教職員は「非常勤講師」が約1000人,「常勤講師」と「嘱託講師」をあわせて約300人,「契約職員」約300人,「アルバイト職員」約100人,その他もろもろあわせて約2000人と,非正規と正規はほぼ同数である


17日(火)よりハンストカフェ
転送・転載大歓迎!
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立命館大学で,非常勤講師が,抗議ハンスト
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07年7月17日(火)より連日
  10〜17時ごろ
   衣笠キャンパス西側広場にて
    抗議行動&ハンストカフェ開催
  激励,差し入れ,大歓迎
   気軽に遊びに来てください
    通りかかったら気軽に声かけてください
     ただしハンスト中の遠藤講師への差し入れは水のみ
  1時間連帯ハンスト参加者も募集中!

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立命館大学衣笠キャンパスへの行き方
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/kinu_l.html
JR・円町(えんまち)または,阪急・西院(さいいん)から,市バス205「衣笠校前」下車が便利です.

キャンパス内の地図
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/campus/kic.pdf
西側広場はこの地図の,6番の建物(研心館)と10番の建物(清心館)の間にある広場です.

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労働者のポイ捨てで,すっかり有名となった立命館大学が,立命館で2000年度よりイタリア語を教えてきた,遠藤礼子講師(ゼネラルユニオン副委員長)に,昨年12月に2008年3月での雇い止め通告を出しました.

雇い止めの理由は「2008年度に委嘱する科目がなくなる」というものですが,実は,2008年度のイタリア語担当体制は,まだほとんど決まっていないので,現在の時点で「遠藤礼子に委嘱する科目がなくなる」ことだけが決まっていると主張するのは,明らかに論理矛盾です.

この雇い止めの本当の理由は,ゼネラルユニオンの立命館大学での争議のリーダーであり,ビデオ「非正規労働者 立命館の乱」(http://generalunion.org/kumiai/video/Rits2005JP) の制作者であり,06年従業員代表選挙では120票の支持を集めた,遠藤礼子講師を,立命館から排除したいから,ということしか,考えられません.

このような,組合つぶしともいえる,不当な雇い止めを,ゼネラルユニオンは,去る6月4日,大阪府労働委員会に,不当労働行為として訴えました (申立書はhttp://www.generalunion.org/doc/070604ULP.pdf)労働委員会では,すでに調査が開始されていますが,このたび,遠藤礼子講師が,抗議のハンストを行います.

この抗議のハンストは,この雇い止めだけではなく,立命館のすべての労働者ポイ捨て政策に,抗議するものです.みなさまの,大きなご支援を心からお願いします.

ゼネラルユニオン立命館大学支部

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(遠藤礼子講師からのメッセージ)

みなさん,

非常勤講師は,大学の教育の非常に大きな部分を支える労働者でありながら,その待遇は劣悪で,そして,なにより,非常に不安定です.

毎年,毎年,多くの非常勤講師が,合理的な理由もなく,減ゴマや雇い止めを通告されます.労組との交渉で,解決する事例も数多くありますが,同時に,交渉に至らない例は,その何倍,何十倍,ひょっとしたら何百倍もあるはずです.

とりわけ,立命館大学では,非常勤講師に減ゴマや雇い止めをする際に,担当教員が嘘の理由や不誠実な説明をしたような場合であっても,交渉では当局はそれをかばうだけで,何の解決にも至らない,という事例が数多くあり,そのことは,非常勤講師の間ではすでに常識の部類となっています.ですから,どんな不誠実な説明をされても,交渉するだけ時間のムダと思ってあきらめる人が多くなっています.

その,立命館大学が,私にも,突然雇い止め通告を出しました.もちろん,合理的理由など,なにひとつありません.

このことに抗議して,私は,7月17日火曜日,抗議のストライキを行い,そしてハンストに入ります.

これは,第一に,私自身に出された雇い止めに抗議するものですが,それだけではありません.

勇気をもって声を上げたことで,解決するどころか逆に仕返しの減ゴマをされた非常勤講師Aさん,「どうせ立命なんか」とあきらめるしか選択肢がなかった非常勤講師Bさん,そして,声を上げたいけれども,仕事を失うわけにはいかず,声をあげられないでいる,多くの非常勤講師,そんな数知れない非常勤講師に,くやしい思いをさせつづけている,立命館に抗議するものです.

そして,また,誰の得にもならない,3年ルール,4年ルール,5年ルールを作って,まじめに働いている,講師や職員を毎年何百人も雇い止めしつづけている,立命館に抗議するものです.

そして,事務だけでなく教育まで,外注化をすすめて,直接雇用を減らし,間接雇用におきかえることで,自らの雇用責任を放棄し,労働者を分断し,いっそう不安定な状況に追いやっている,立命館に抗議するものです.

この小さな抗議行動が,直接的に何かを解決しないかもしれません.それでも,私は,断固,抗議します.

★ 遠藤礼子への雇い止めを撤回しろ!
★ 立命館大学は労働者のポイ捨てをやめろ!
★ すべての非正規労働者に安定雇用を!
★ すべての間接雇用労働者を直接雇用しろ!
★ 3年,4年,5年雇い止めルールをいますぐ廃止しろ!
★ APU常勤講師雇い止め問題を早期解決しろ!
★ 映像学部での英語教育の偽装請負をやめろ!
★ 薬学部・生命科学部の教員の間接雇用反対!

スローガンは勇ましいですが,楽しいお祭りもかねてます.
ハンストカフェにぜひ遊びにきてください.
いっしょにイタリア語の歌とか歌いましょう!

みなさまの大きなご支援をどうぞよろしくお願いします.

遠藤礼子
 ゼネラルユニオン 副委員長,立命館大学 非常勤講師
 連絡先:endoアットgeneralunion.org (アットを@に)

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参考サイト
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ゼネラルユニオン立命館大学支部
 http://gurits.exblog.jp/
ゼネラルユニオン
 http://www.generalunion.org/
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支援:ユニオンぼちぼち立命館分会
 http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion/
ユニオンぼちぼち
 http://rootless.org/botiboti/
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※ハンストは,少なくとも20日までは行います.それ以降はお問い合わせください.

連帯メッセージ用掲示板があります.ぜひ,ひとこと書いていってください.
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