12月23日街頭情宣


12月23日に反戦生活は四条河原町阪急前にて、新テロ特措法立案の動きに抗議するとともに、イラクからの撤退を訴えました。とても寒い日でしたが、人は多かったようです。カンパくれた方、ありがとうございました!
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●戦争のためなら給油再開?原油は高騰しているぞ!
2007年11月1日、それは歴史的な日となった。「無料のガソリンスタンド」と言われた、インド洋での自衛隊による米軍への給油活動が停止することになったからだ。政府・与党はまだまだアメリカと一緒に戦争を続けたかったが、インド洋ではいったんは挫折した。しかし、政府・与党は、国会を1月16日まで延長し、越年国会のうえに衆議院での再可決という非常手段を使って、インド洋への派兵を再開しようとしている。
私たちは、対テロ戦争反対・派兵をやめろという社会的意志がさらに大きくなれば、新テロ特別措置法を廃案にするチャンスは作り出せるはずだと考える。原油は高騰しているのに、戦争のためならタダで給油というのは絶対におかしい。

●戦争は続いている。でも、いったい何のため?
そもそも自衛隊が給油し続けてアフガニスタンはどうなったか?米軍が大量の爆弾をアフガニスタンの人々の上に落とした後も、米軍の軍事行動によって生活を破壊された犠牲者は毎年倍増し、戦闘地域も拡大するいっぽうである。アフガニスタンでは、米軍の車両に近づいただけの人が「テロリスト」として射殺されたりしている。政府・与党はこのような米軍の軍事占領、「対テロ戦争」に協力し続けて、いったいどうしようというのだろうか。歴代で一番人気のないアメリカ大統領を支援する意味がわからない。

●ウソと利権まみれの防衛省
給油活動は違法とウソを重ねてイラク戦争に利用された。米軍に給油した量をイラク戦争に転用可能な80万ガロンを20万ガロンとウソの国会答弁がされた。民衆をだまし、末端の人間に責任を押しつけることがまかり通っている。その給油には220億円の巨額の予算が使われ、さらに防衛省の装備調達のほとんどで水増し請求が行われていた。政官財・自民党の癒着によって約5兆円の防衛予算が長期にわたって利権化していた。先日ハワイでの実験が強行されたミサイル防衛は、当面導入するシステムだけで1兆円、ミサイル1発で20億円という巨大利権の温床である。「見つからない大量破壊兵器」や「飛んでくるかどうかわからないミサイル」といった見せかけの口実で税金が軍事費に消えていく。日米の軍需産業軍産複合体国防族の官僚・議員どもはこの巨額の税金によって私腹を肥やしているのである。

●戦争に税金を使うな!
石破茂防衛相は先日の実験後の会見で「人命が救われることがお金で計れるか」と発言した。インド洋での海上自衛隊の給油活動やイラクでの航空自衛隊の空輸活動といった米軍への支援によって、これまでどれほどの人命が奪われてきたことか。毎年2000億円以上という在日米軍へは「思いやり予算」を計上するいっぽうで、薬害肝炎被害者への救済をしぶり、生活保護の母子家庭への加算を50億円抑制するような政府の現閣僚である石破が「人命」について何が言えるというのか。
給油も派兵も利権もミサイル防衛も、すべて税金によってまかなわれている。私たちは今の政府を通じてイラクアフガニスタンの人々への不正義に組み込まれ、自らも食い物にされている。お互いに対立させられながら、「国益」や「秩序」の前で共犯関係にさせられる。このような社会には「競争する自由」だけが存在する。人を見下し蹴落とすこと、そして自分を責めることでしか生きられないかのように。なぜか?
「いま戦争しているのは自分たち自身ではないか?」
想像し、状況を変えよう。人とつながろう。それは生存の尊厳を守ることになるだろう。
共に声を上げ、戦争を終わらせよう。
人殺しの「国益」、血にまみれた「秩序」、戦争を生み出す見せかけの「繁栄」や「自由」を拒否しよう。

給油再開のための新テロ特別措置法反対!
自衛隊イラクから撤退しろ!
政府・与党はゴミ箱へ。

2007年12月23日(呪)

熱弁しまくりでビラのキャラと同じポーズになっている参加者!「めっ!」ダメなものはダメっ!元気にビラをまききりました!