パレスチナ企画案内
成瀬です。自衛隊が撤退して本当に嬉しい!!やったぜ!とひとまず書こうかと思ったら、政治の世界はよく分からないものですね・・・とはいえ、着々と僕たちは日々運動を進めていくわけで。今度京都大学の学園祭に併せてパレスチナから人をお招きします。ぜひお越し下さい。
<追加:本企画は11月17日『京都新聞』朝刊に紹介されました>
ストップ・ザ・ウォール・キャンペーン・スピーキング・ツアーin京都
占領下パレスチナは今 現地報告
「収奪のすすむなかでの開発援助はありえるのか?」
ファトヒ・クデイラートさん講演会
★11月23日(金曜日)13:30開場 14:00開始
京都大学文学部新館第一講義室
資料代として 一般500円、学生300円
主催:反戦と生活のための表現解放行動+さぼてん企画
共催:パレスチナの平和を考える会
全国ツアーのウェブサイト
http://palestine-forum.org/event/20071125.html
企画趣旨
2006年、中東を歴訪した小泉元首相の下、「平和と繁栄の回廊構想」が日本・イスラエル・パレスチナ自治政府・ヨルダンによって開始されることが決まりました。その中で既に動き始めているプロジェクトがJICA(国際協力機構)によるもので、これはヨルダン渓谷に巨大な農産物集配センターを構築し、大規模な農業開発を行うというものです。
しかし、すでにヨルダン渓谷では9割以上の土地がイスラエルの支配下におかれ、土地・水という自然資源が収奪されている現状があります。また、パレスチナ農民は移動の自由も奪われ、村の破壊をイスラエルによって行われています。
この構想はパレスチナとイスラエルとの共存をめざすものとされていますが、他方で現在イスラエルが建設している、いわゆる「隔離壁(アパルトヘイトウォール)」に対して日本政府は沈黙を続けています。
占領を黙認しながら、開発援助はできるのでしょうか?
現地農民は、いま何を求めているのでしょうか?
企画概要
今回は、ヨルダン渓谷出身であり、かつ隔離壁に反対する運動を担われているファトヒ・クデイラートさんをパレスチナからお招きし、〈開発〉の対象となる現地の実態について報告していただき、私たちに何ができるのかを共に考えていきたいと思います。
多くのかたのご参加をお待ちしております。また、当日および当日までの準備を手伝っていただける方も募集しておりますので、興味のある方はご連絡下さい。
★ストップ・ザ・ウォール・キャンペーンとは?
隔離壁への反対を訴え、イスラエルへのBDS(ボイコット・資本引揚げ・制裁)運動を国際的に呼びかけている団体。今回初めて来日し、日本各地でスピーキング・ツアーを行う。
★ファトヒ・クデイラートさん略歴
1967年生まれ。パレスチナ西岸ヨルダン渓谷北部バルダラ村出身。バルダラ村評議会議長(村長)、パレスチナ農業組合北ヨルダン渓谷支部委員長などを経て、現在、パレスチナ反アパルトヘイトウォール草の根キャンペーンのヨルダン渓谷コーディネーター。
この間、ヨルダン渓谷において深刻な土地収用等の人権侵害を調査し、これに反対するキャンペーンを展開。同渓谷におけるユダヤ人入植地の農産物の国際的なボイコット運動を提唱・推進している。これまでドイツやイギリスなどで講演。イギリスでは、入植地の農産物の輸出を行っているイスラエル企業アグレスコ社イギリス本社の一日閉鎖行動に参加。