グアムはアメリカの植民地
米軍再編による米軍のグアム移転に反対する先住民族チャモロの活動家のインタヴュー映像がデモクラシーナウにあったhttp://democracynow.jp/submov/20091009-2。映像からは核実験の被害や米軍基地による土地の略奪に合いながら、500年間の植民地の中で「同意」を強制されてきたことへの怒りが溢れていた。米軍再編によって米軍やその家族、従業員など4万人以上が大量に移住すること、それにかかる費用を日本政府が贈与と借款あわせて60・9億ドル(グアム約6270億円、再編全体で3兆円)を供与することがいかに植民地構造を強化することか。日本政府が拠出しなければこの計画は破綻する。さらに普天間基地の移設の「代替案」として「アメリカの領土」であるグアムに移転しろというのがいかに暴論かがよく分かる。米軍基地を移設するための代案なんか一切必要ない。
普天間基地無条件撤去
米軍再編反対
やるしかない! サパタ
150億ドルを投じた軍事施設の拡大増強により、全長50kmのこの島を太平洋方面の米軍作戦行動の主要なハブにする構想で、最近最大の軍備拡張計画といわれています。グアム先住民の弁護士ジュリアン・アグオンは、島の人口の2割以上の軍関係者が流入する今回の計画は、グアム先住民の生活を大きく圧迫し、取り返しのつかない打撃を与えると言います。
グアムは1898年の米西戦争によって米国が獲得した戦利品です。現在、世界に16だけ残っている国連認定の非自治地域、つまり言葉を変えた植民地の一つです。住民は米国市民ではありながら、連邦の一員とはみなされず、大統領選挙に投票できず、連邦議会に送った代表に投票権はありません。彼らが選ぶことのできない連邦政府が、先住民の土地を賠償もせずに接収して基地を作ったのです。
PS アメリカの社会運動が独自のテレビ局を持っているのはすごいと思う。運動に理解のある一部の記者と公式発表の情報収集以外、資本主義大企業のマスコミには一切期待してない。オルタナティブ・メディア運動として将来的にこんなテレビ局が創設できたら面白い!