京都からの自衛隊派兵を許すな!沖縄新基地建設反対!2.6反戦反政府デモンストレーション

イラクへの自衛隊派兵が当たり前のことのようにされかけている現在、2004年12月10日に閣議決定を受けた、新防衛大綱では、自衛隊が世界の警察となることをめざすという方針が確認された。こうした方針と連動するかたちで、日本経団連は武器輸出三原則の見直しを提言している。日本の経済界は死の商人を目指すというわけだ!
現在の政府/軍/財界の動きはそれぞれ、WTOFTAという相反する理念を場当たり的に使い分け、市場化への道を地ならしする役割を各国政府が担い、そうした強権的な<上からの革命>の結果、噴出する矛盾への対応としての抗争を鎮圧するための、秩序維持者としての軍隊を多国籍化/世界化し、資本はその駆動力である、より大きな経済的な剰余を求めて(すなわち権利からはじき出された労働者を求めて)、世界中を彷徨う無定形の資本主義へと大胆な再編を行う途上にある、と整理することができるだろう(ゆえに、「権利」を持つ労働者はそれを手放すか、職を失うかの瀬戸際に置かれる)。
 こうした様々な力は、常に新しい衣をまとう改革者の顔をしているが、沖縄ではそのむき出しの姿をさらけだしている。沖縄本島、名護市東岸の辺野古という小さな村で、政府/那覇防衛施設局/建築業者は、もはやなりふり構わず、米軍との協力関係を利用し、物理的な暴力を行使しながら基地建設をおし進めようとしているが、現地住民有志と各地から集まった支援者により、すでに200日を優に超える座り込みが続けられ、海上での非暴力の基地建設阻止行動が闘われている。人口2000人に満たない小さな村が、日米安保の矛盾の最も集約された空間として、今私たちの目の前にたちあらわれているのだ。2メートルの高さのやぐらから、人が頭から落とされた。海の中で、ボンベを背負って座り込んで抗議している人の酸素マスクが、防衛施設局のやとったダイバーによりはぎ取られた。死んでてもおかしくない・・・「癒し」のイメージに魅せられた「観光客」が上辺を舐めるだけでは、その島の地に染む支配と戦争と暴力までは味わわれない。焼けこげた大学の壁と、海上の巨大なクレーンが、あらゆる価値や人間関係を断ち切る鎌のようだ。私たちに何ができるだろうか?今、基地建設に反対し、尊厳を守る闘いが、私たち自身の手で行われなければならない。
 日米安保は紙切れや条文にその実態があるのではなく、具体的な日本の派兵と米軍への協力、そのもとへの私たちの生活の編成を通じて実現される.私たちもまた、京都、関西からの自衛隊イラク派兵に対し、具体的な反対の行動を起こす必要がある。2月6日、私たちは迫る関西からの自衛隊派兵へ反対の声をあげること、そして沖縄・辺野古への新基地建設反対の意思表示をすることを掲げ、デモンストレーションを企画する。そこでは、この二つのメインスローガンを確認した上での、参加者各人の自由な表現が自律的に混在する空間とすることを目指す。あなたが望むその方法で、参加をしてほしい。
2月6日、共に街頭へ!