100億円とはなにか 長者番付より 成瀬

posada2005-05-17

今年の高額納税者ランキング=長者番付一位は「投資顧問会社」の部長で30億円以上の納税額だ。年収は100億円を超えているという。
nhkニュース(http://www.nhk.or.jp/news/2005/05/16/d20050516000060.html
30億円納めて社会に貢献しているなぁという解釈をする人がいる。
なんで一人のてもとに60億円以上残ってんねん!という解釈をする私がいる。
月収にして8億円以上。毎週土日以外働くとして月20日労働、一回の労働で、10時間働くとすると一ヶ月に200時間働くことになる。ということは、時給にすると400まんえん。
一時間400万円で働いている人と、800えんたらずで働いている人の共通点はなんだろう。
400まんえん稼いでアンド賞賛される人と、800円で働いてアンドお気楽な社会のお荷物呼ばわりされる人の共通点はなんだろう。ちなみに400万円とは800円の人が二年間月20日病気もせずに働いてもまだ足りない金額だ。
例えば私たちが日の丸の旗のもとくくられるとするならば、一切ごめんこうむりたい。

ちなみにタイトルの100おくえんとは超大雑把にいって100ミリオンダラーであり世界銀行統計(pdfファイルです)によると(www.worldbank.org/data/databytopic/GDP.pdf)マーシャル諸島共和国の一年間の国内総生産が106ミリオンダラーと書いてあるので、外務省の提供するデータによると(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/marshall/マーシャル諸島共和国に住む5万3千人の人が一年間働いて稼ぐお金とおなじ金額です。マーシャル諸島は1914ー44年まで大日本帝国の統治下にあり、以後アメリカの統治に引き継がれ、ビキニ水爆実験とかされてようやく1990年、裕仁の死んだ翌年に独立するわけですが、いったいぜんたいこの差はなんなのでしょう(ちなみに、人生金じゃないという答えは禁止です)